The Beatles のおすすめアルバム 10th「The Beatles」 【ホワイトアルバム】

どうも、ヒロアキです。

今回のおすすめはビートルズの中でも1番好きと言えるアルバムです。

本当にどれを1番に挙げるかが難しいんですが、選べと言われたら「The Beatles」、

通称「ホワイトアルバム」を選びます。

CDとしても唯一2枚組みで、ヴォリュームもたっぷりです。

 

しかしこのアルバムの制作途中からビートルズ崩壊へと進んでいきます。

 

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10th アルバム「The Beatles」

1968年11月22日にイギリスにてリリース。

このアルバムからビートルズが設立した事務所、アップル・レコードからのリリースとなります。

通称「ホワイトアルバム」と呼ばれてますが、

その理由はジャケットが真っ白でただそこに「The Beatles」と書かれているだけ。

前作「Magical Mystery Tour」や、前々さく「Sgt Pepper’s Lonely Hearts Club Band」のように

サイケデリックな楽曲はほぼありません。

時代的にもサイケデリックが流行っていて派手なジャケットが多かった時にただ真っ白なジャケットは新鮮だったでしょうね。

というか今でもあまりないかな。

だいたい何らかの写真や絵が載ってるのが一般的ですから。

 

また楽曲のほとんどがインド滞在中、リシケーシュというところでマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーのもと

瞑想修行をしていたころに書かれており、その後イギリスへ帰国。

ジョージ・ハリスンの自宅にてデモが作られます。

これが「イーシャー・デモ」と呼ばれるものになり、これを元にホワイトアルバムが作られていきます。

この頃から8トラック・レコーダーが導入されるようになり、4人が同時に演奏をしなくても済むようになります。

そのため個別に録音ができるので、作品もソロのようなものが目立ちます。

これまでもだいたいメインでヴォーカルを担当するメンバーがその曲の作曲者で、

他のメンバーがちょっと協力という感じですが、

このアルバムから、ほぼ1人での作曲というのが目立っていきます。

世間の評価としては「まとまりがない」なんて言われたりしてたそうですが、全然いいアルバムですね。

 

レコーディングはかなり難航したようで、その苦しみや

ジョンがこの頃付き合い始めたオノ・ヨーコを当たり前のようにスタジオに連れてくるようになったのもバンドの崩壊に繋がったとも言われてます。

そらそうですね。いきなりバンドに家族とか身内とか友達とか連れてきて、レコーディングにも参加させたら

びっくりしますよね。

前もって相談とかあればまだいいですけど。

 

収録曲とお気に入り

今回は2枚組みなので1枚目だけを載せます。

 

1. Back in the U.S.S.R

2. Dear Prudence

3. Glass Onion

4. Ob-La-Di, Ob-La-Da

5. Wild Honey Pie

6. The Continuing Story of Bungalow Bill

7. While My Guitar Gently Weeps

8. Happiness is a Warm Gun

9. Martha My Dear

10. I’m So Tired

11. Blackbird

12. Piggies

13. Rocky Raccoon

14. Don’t Pass Me By

15. Why Don’t We Do It in the Road?

16. I Will

17. Julia

 

ほとんどおすすめです。

また1枚単位でも最も収録楽曲数が多いですね。

 

1. Back in the U.S.S.R

ポールの曲でポールがメインヴォーカル。

実際に飛行機での移動中の体験を元に書かれていると言われてます。

「U.S.S.R」とは当時のソビエト連邦のことで現ロシアですね。

Union of Soviet Socialist Republics の略になります。

チャック・ベリーの「Back in the USA」のパロディーともされてます。

曲調は全然違いますが。

SEで飛行機のエンジン音がイントロや曲中、エンディングに使われています。

個人的に普通にハードロックだと思います。かっこいいですね。

印象的なギターリフ、ギターソロもシンプルながらいけてます。

しかし、この曲のレコーディングでポールがリンゴのドラムにケチをつけまくって

リンゴがブチキレて一時バンドを抜けるという騒動がありました。

そのためドラムをポールが担当し、ジョンがベースを担当しているものが完成形として収録されてます。

何はともあれおすすめです。

 

2. Dear Prudence

ジョンの曲でジョンのメインヴォーカル。

こちらもインド滞在中に書かれてます。

歌詞はイギリス女優のミア・ファローの妹プルーデンスに当てて書かれたもの。

瞑想修行で部屋にこもりっきりだったのでしょうか、

全然外に出ないプルーデンスを心配して「一緒に外に出よう」という内容です。

ジョンによる3フィンガー奏法のギターがメインのバッキングになっています。

曲調はゆったり、シンプルですがそれが曲の中に引き込まれるような感じです。

途中少し不気味な雰囲気の箇所があり、エンディングではジョージのギターと共に盛り上がって終わり。

リンゴはこの曲でもドラムを叩いていません。

でもおすすめです。

 

3. Glass Onion

ジョンの曲でジョンのメインヴォーカル。

こちらはダークな雰囲気の曲で、全編にわたってなんとなく不気味な感じがします。

リンゴがやっと復帰します。

歌詞の中で「The Walrus was Paul」(セイウチはポール)というのが出てきて、

これがポール死亡説の原因になります。

ジョンは聴衆をからかうためにわざと意味深に捉えられそうな歌詞を書いたと語っています。

エンディングもなんか幽霊が出てきそうな雰囲気です。

不気味と言ってますがおすすめ。

 

4. Ob-La-Di, Ob-La-Da

ポールの曲でポールのメインヴォーカル。

楽しく明るい曲調で人気があります。

歌詞はナイジェリアのコンガ奏者、ジミー・スコットがよく言っていた言葉だそうで、

「Life goes on」(人生は続く)という風に使っていたと言われてます。

造語で実際にはない言葉だそうですね。

この曲もポールがかなり何回もレコーディングを

メンバーにやり直しをさせていたそうで、イントロのピアノはジョンがやけくそになって弾いたものが採用されました。

楽しい曲調とは裏腹にメンバーのストレスや不満が溢れた曲でもあります。

おすすめ。

 

またレゲエとしても分類されることもあります。

一時期日本でもレゲエが流行った時期にビートルズを知らない奴が「この曲かっこいいわ」と言ってました。

 

5. Wild Honey Pie

ポールの曲で全てのパートを1人でレコーディングしている。

ずっと「Honey Pie」と連呼しているだけのへんてこな曲です(笑)

1分ほどの箸休め的な曲です。

お遊び的な作品ですね。

 

6. The Continuing Story of Bungalow Bill

ジョンの作品でジョンがメインヴォーカル。

アメリカ開拓時代に約100万頭のバイソンを殺しヒーローになり、あだ名が「バッファロー・ビル」

として知られるウィリアム・コーディ少佐についての曲となっています。

イントロはかっこいいんですが、曲調はなんというか子供向けのアニメとかに使われそうなもの。

歌詞の中には「恐ろしく見えたからといって虎を殺していいのなら、殺されるべきは人間だろ」という

皮肉めいたものがあります。

あまり好きな曲ではありません。

なぜならオノ・ヨーコが歌で入ってきます。

その部分がかなりいけてません。

 

7. While My Guitar Gently Weeps

ジョージの曲でジョージのメインヴォーカル。

ジョージの曲の中で1,2を争う名曲です。

めちゃくちゃかっこいいです。

ギターはジョージの親友エリック・クラプトンが弾いている。

当時ジョージは「泣き」のギターが上手く表現できずにエリック・クラプトンに依頼をしました。

またバンド内もギクシャクしていたため、あえて彼を招いて少しでも雰囲気を和まそうとしたそうです。

実際ポールとジョンもエリック・クラプトンが来たらちょっとよそいきの顔をして雰囲気が和らいだそうです。

あとエリックは「ビートルズの曲を弾くなんて恐れ多い」と尻込んでいたとか。

そこでジョージは「これは僕の曲で僕が頼んでるんだから気にしないで」と説得したそうです。

いい話ですね。

とにかく名曲です。おすすめ必聴です。

 

8. Happiness is a Warm Gun

ジョンの曲でジョンのメインヴォーカル。

暗い雰囲気の少しへヴィーな曲。

3つの曲を繋ぎ合わせて作られたとジョンが語っています。

歌詞はアメリカの銃器専門雑誌の中のものを引用したそうですが、

ドラッグやセックス、といったものを連想するとしてアメリカでは放送禁止にされました。

でもかっこいいです。

おすすめ。

 

9. Martha My Dear

ポールの曲でポールのメインヴォーカル。

ピアノとブラスセクションがメインのほのぼのとした曲。

こちらもポール1人でレコーディング。

ポールの飼い犬「マーサ」を歌詞にして歌っています。

ポールが初めてペットについて歌った曲です。

ちなみに犬種はオールド・イングリッシュ・シープドッグ。

もふもふです。

かわいらしい曲ですがピアノフレーズもかっこいいです。

おすすめです。

 

10. I’m So Tired

ジョンの曲でジョンのメインヴォーカル。

タイトル通り非常に気だるい雰囲気が表れている。

インド滞在中に書かれていますが、瞑想に疲れたのでしょうか?

シンプルですがいい曲です。

おすすめ。

 

11. Blackbird

ポールの曲でポールのメインヴォーカル。

アコギ1本でポール1人でレコーディングされてます。

名曲です。

当時の黒人女性の人権擁護や解放についての歌とされてます。

今でもポールは必ずライヴでやってます。

非常にシンプルですが美しい曲です。

曲中にギターの3弦(G音)がずっと鳴っているのも特徴ですね。

もともとはバッハの曲を弾いていたところ微妙にフレーズが間違っていて

それを曲として完成させたものとポールが語ってます。

おすすめ。

 

12. Piggies

ジョージの曲でジョージのメインヴォーカル。

ハープシコードのイントロが印象的などこかメルヘンな楽曲。

途中にクラシックのバロック調な部分も出てきます。

曲の原型は1966年ころにはできていたものを完成させて収録しました。

歌詞の内容に非常に皮肉ったもので、人間を豚に見立てて人間社会を皮肉るというもの。

ジョージは皮肉屋としての一面もあります。

ジョンも歌詞の一部を手伝って「着飾った豚共がベーコンを食べている」などと書いたそうです。

クラシック風な部分がいくつか見受けられる楽曲。

 

13. Rocky Raccoon

ポールの曲でポールのメインヴォーカル。

基本的にアコギがメインのバッキングです。

ジョンがハーモニカを吹いています。

間奏のタック・ピアノという変造ピアノがジョージ・マーティンによって演奏されてます。

良い感じですね。

曲調はカントリー。歌詞は「ロッキー・ラクーン」という青年が恋人を取られて復讐するという物語です。

アコギ1本でも充分かっこいい曲です。ベースは欲しいところですが。

おすすめ。

 

14. Don’t Pass Me By

リンゴ初の作曲作品でリンゴがメインヴォーカル。

ほのぼのしたカントリーな曲です。

リンゴはカントリー好きですからね。

レコーディングにはポールとヴァイオリニストのジャック・ファロンが参加。

ジョンとジョージは参加してません。

ポールはピアノ担当。

楽曲はヴァイオリンが非常に印象的です。

おすすめ。

 

15. Why Don’t We Do It in the Road?

ポールの曲でポールのメインヴォーカル。

短いながらもガツンとしたロックナンバーです。

ピアノがメインのバッキング。

歌詞はタイトルを連呼してるだけです。「道路でやろじゃないか」と

途中に「No one will be watching us」と入ってます。

「誰も見やしないから」という意味ですね。

インド滞在中にサルの交尾を見て思いついたそうです。まあなんとなくそういう感じの歌詞だと思ってました。

おすすめ。

 

16. I Will

ポールの曲でポールのメインヴォーカル。

シンプルながら美しい曲。

当時の恋人で後の妻となるリンダへの愛の歌です。

アコギがメインですが、ベースはポールのスキャットによるもの。

一応ギターかベースも重ねられてるところにヴォーカル・ベースをのせてます。

リンゴがボンゴを叩いていて、これも効果的ですね。

短い曲ですが好きです。

おすすめ。

 

17. Julia

ジョンの曲でジョンのメインヴォーカル。

タイトルのジュリアとはジョンの母の名前。

ジョンが17歳の時に交通事故で亡くなってしまいます。

歌詞の中に「Ocean Child」と出てきますが、「洋子」と訳されてます。

オノ・ヨーコのことを表していますね。

母の名前が出てきますがオノ・ヨーコへの想いを歌ったものとされてます。

ゆったりと波にゆられているような美しい曲です。

スリー・フィンガー奏法がその雰囲気をよくかもし出していますね。

おすすめ。

 

まとめ

いつものことですが名曲だらけです。

ベストに入る曲は少ないですが、いいアルバムです。

「Blackbird」 や 「Rocky Raccoon 」はかなり好きですね。

そして必聴もの、ジョージの傑作「While My Guitar Gently Weeps」 が収録されてます。

ソロ的な作品が目立ちますが、それがかえってメンバーの個性を強く打ち出していて

今までのアルバムにない味を出していると思います。

解散への引き金となったアルバムですが間違いなく名盤。

ぜひ聴いてください。

2枚組みなので次回へ続きます。

 

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2018年11月9日に発売された50周年記念版とかもあります。

 

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