ギターの塗装DIY 塗装の違いで音色も変わる

どうも、ヒロアキです。

今回はギターの塗装を変えたら音色が変わったという話です。

ギタリストのみなさんは愛用のギターの音色に愛着もあると思いますし、またどうやったらいい音が出るかと研究もされてることでしょう。

弾き方によるニュアンスで変えるとかそういったことにはあまり深く言及できないので、ギタリストではない自分が言えるのはやはり、塗装を変えることです。

特にアコースティックギターやクラシックギターなど生音が命なギターには結構影響しますね。

実は塗装ですが、自分で剥がして塗りなおしました。

なぜそんなことをしたかと言うと塗装の料金は高いからです(泣)

塗料によりますが、ヴィンテージギターに多く割りと人気というか音色にいい影響があると信じられているラッカーはギターショップとかに頼むと軽く10 万超えます。

そしてわかってはいたがかなり大変でした。そら料金も高いわなと思わされました。

全く初めてだったので軽く削り過ぎてちょっとギターがハゲたりしましたが、最終的に自分としては気に入る音色に変わったので満足です。

あまり画像とかが残ってないので、参考にしにくいかと思いますがどうやったかとかを載せます。

 

というかまさか自分がブログを書くなんて夢にも思ってなかったから特に写真とか撮ってなかった…

たいしたことじゃあないですが、人生どうなるかわからないですね。

 

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塗装の種類

ざっくりと4種類くらいになります。

 

・ポリウレタン

現在の一般的なギターに使われている塗料で比較安価なギターに使用されてます。劣化がしにくい素材でギターの保護にも向いてる。

乾燥も早く厚塗りがしやすく丈夫な塗装ができる。

ただし厚く塗るということはそれだけギターの木の面を覆ってしまうので鳴りを妨げる要因にもなる。

最近は薄く塗ることもできるようになったという話を聞くのでメリットが1番あるかもしれない。

 

・ラッカー

ヴィンテージギターなどによく使われていた塗装。現在でも高価なギターには使われていることが多い。

ぶっちゃけデメリットが多く、塗装に手間がかかり高価になること、経年劣化で塗装がハゲたり塗装にヒビが入ったり、熱とかゴムとかの化学製品に弱く溶けたりする。

ギタースタンドに立てかけてたら当たってる部分が化学反応して溶ける事もある。基本塗装も薄いので保護にはあまり向いてない。

が、塗装が薄いとうことは音色の妨げにならないということ。木の本来の音を出しやすくなる。

そして経年劣化でハゲたりヒビが入った見た目をヴィンテージの味として好む人もたくさんいる。

 

・オイル

もっとも塗膜がない塗装で木の本来の音を活かせると言われている。が塗膜がないので保護にはかなり弱い。見た目はかなり渋い。

 

・シェラック塗装

クラシックギターのガチもの 100 万超えのギターとかにされる塗装。ラッカーよりも薄く、さらにデリケート。そして塗装自体も手間がかなりかかるようで高価になる。

 

という感じです。

 

そしてここから本題

自分の愛用のアコースティックギターはポリウレタンでした。

もともとの画像がこれ。ちなみに実家の時の写真ばかりです。

これをラッカー塗装に自力で変えました。ボディーのみですが。

もともと気に入って買ったんですが、なんかやっぱり音がこもってるなあと思いラッカーにしたいなあと調べてたら料金高いしもう自分でやってやれってなってやりました。

 

塗装の世界、踏み込んでみたらそこは魔界村でした。

もう本当に魔界村でした。

鉄の鎧と投げ槍のみでしかも単身で魔界に乗り込むほど勇敢でダンディーなヒゲの戦士でさえ、ヨタヨタのゾンビに当たっただけで鉄の鎧が粉砕し、ステテコパンツ一丁なら一瞬で骨になって崩れるほど苦戦する魔界村。

そんなとこにカジュアルなTシャツとGパンだけの素人が簡単に乗り込んでいいもんじゃありません。

完全に読みが甘かった。大変やろうなあと思ってはいたがその 10 倍は大変だった。

何が大変って、剥がすのがかなり大変だった。

基本は電動サンダーを使うんですが、手でヤスリがけもしないといけなかったので、

俺は鉄の鎧を着ていないので代わりに右手の親指が粉砕する勢いでした。

マジでヤスリ過ぎて2ヶ月くらい親指の付け根が痛かった。

 

使ったアイテム

・電動サンダー

これが1番重要です。ただ自分が選んだのがあまり良くなかったかもしれません。アイロンみたいな形状のやつのが良かったかも。

あと使い慣れてなかったのも苦戦した要因。そしてギターの木の部分まで削ってしまうという恐れもあって時間かかったんでしょうね。実際木の部分も削り過ぎたけど。

 

こちらは実際に使ったタイプにかなり近いです。ただし粉塵がかなり出ますので外でできればやって下さい。

自分は真夏だったのでヤケクソで室内でやったら結構部屋が白くなりました(笑)

養生しっかりすればまあ大丈夫かな。

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こちらは粉塵の吸引とかかなり評判いいです。研磨力もいいとのこと。「オービタルサンダー」がわりとオールラウンダーなタイプなので、

迷ったらこれが良さそう。

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・紙ヤスリ

80~400番くらいまでのを段階的にかけていきました。

80番で最初の膜を削り白くなってきたら、120, 240, 400 みたいに番手を上げて何度も磨きました。

耐水ヤスリも1000~1500番くらいまでを塗装後に磨きのために使いました。

 

一応ヤスリも載せときます。自分はホームセンターで3枚ずつくらい買いました。

80×3、120×3、240×3、400×3、

耐水ヤスリ1000×3、1200×3、1500×3くらいで計21枚くらい用意しました。

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とりあえず塗装剥がし始め。

 

恐る恐るやり始めたので、最初はヤスっても全然塗装が剥がれる気配がないので、思い切ってスクレーパーを突き立てて削ってみました。

これでいいのか解らなかったので知り合いのギター店員に写真を送りまして、「これ大丈夫?」と聞いたところ「まだまだ厚みがあるからもっとガシガシ磨いて」とのことだったので、そこからは電動サンダーで思い切り磨いていきました。

で、磨く前にポリウレタン塗装だったので熱でやわらかくしてからスクレーパーで表面を削るという手法もネットで読んだので無謀にもアイロンをギターに当ててみたら跡が残った(笑)

もういいやとなってとりあえず電動サンダーで磨く。黄色い塗装が剥がれて白い面が出てきたがまだアイロンが残る。

やばいと思った。

 

ここからさらに磨いたらアイロンの跡は消えた。やったぜ!助かった。アイロンの跡のついたギターで人前に出なくて済んだ。

木目が見えるくらいまで磨いてOK だったみたいでこのくらいやると上の写真のようなテカリもなくなる。

こっからはもう要領がわかったのでひたすら電動サンダーで磨く。

この時もかなり大変だった。夏の昼前頃の炎天下の中ベランダで3時間くらい電動サンダーで磨いていた。慣れてる人ならもっと早いかもしれんがとにかく時間がかかった。

そしたらずっとブーンとやかましい音を出していたので近所の人らしきおじさんが2回くらいうちの近くを見に来ていた。

すまん。近所の人らしきおじさん。俺はあんたのことを知らない。

そして俺はあんたのことよりギターの方が大事だ。ということで許してくれ。

 

そしてまた続けていたら、今度は真向かいに住んでいるおばちゃんが玄関の戸を開けてこっちを見ていた。

そして俺は確かに聞いた。

「うるさいなあ…」と。

すまん、おばちゃん。俺はあんたのことを知っている。おばちゃんも俺のことを知っている。小さい頃、歳の近い子供さんとよく遊んでいたし家にも何回も遊びに行った。

しかし俺にはギターの方がおばちゃんより大事だ。だから許してくれ。

暑さとおばちゃんの文句に嫌気がさしたので(さすがに迷惑だと思ったので)次は無謀にも室内で電動サンダー。

やけくそだったので養生もせずそのまま削っていくと当たり前だが部屋のいたるところに粉塵がついて白くなってた(笑)

いちおう掃除機をかけながら削ってたが全ては吸い込めないのでもう仕方ないの精神で遂行。

 

ひととおり表面(トップ)もバックもサイドも磨き終わり。ボディーのみなのでネックは現在もポリウレタンのままです。

ここからいよいよ塗装開始。

ウッドシーラー(木部用プライマー)という木が塗料を吸い込むのを防ぐものを吹きつけました。2回程吹き付けました。1回吹いて乾かしてまた吹いて。

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次にサンディングシーラーという塗装のノリをよくするものを刷毛で塗りつけ、乾かしてまた塗って乾かして今度はヤスリをさっとかけます。

 

240 と 400 のヤスリを一回ずつやったと思います。記録とってないのでちゃんと覚えてない。

でも参考にしたサイトなんかではだいたい2回は磨いてます。

 

即席の養生とギターを吊るすためにビニール紐をかけてやってました。

網戸にして換気しながら、扇風機も窓に向かって回してましたね。

サイドは元の塗装を剥がすのに頑張りすぎて、というかカーブしてるんで電動サンダーの当て方が難しくて当ててるつもりじゃないところに当たって気がついたらハゲてしまった。

今でもちゃんとハゲ残ってます。隠そうと思ってスプレー塗料買ってみたんですが吹きつけても色が木と違うのでその部分は磨いて色を落として諦めました。

まあ頑張った勲章みたいなハゲです。立派なハゲです。クリリンとか天津飯とかピッコロさんとか明智光秀みたいなもんです。

 

ちゃんとブリッジやサウンドホール、ネックも養生してクリアーラッカースプレーを吹き付けました。

もうこの作業が大変で、シンナー臭いし気分悪くなるし、乾かして磨いて吹き付けてを7回は繰り返してました。

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番手の大きい1000 番とかの耐水ヤスリで水研ぎをしてました。

この一連の作業も

俺の右手の親指を粉砕させるギター塗装という魔界村の脅威の一つ

でした。

ちゃんと親指残ってますけど。

 

ようやく終わり。音色も変わった

完成後の今現在の姿。鏡面磨きとかやってないのでテカッてません。

ちなみに今は引越し先の自作防音室の中。

 

色は基本つけてないので白っぽい見た目。本当はちょっと木の色みたいなのにしたかったがもう限界だったので色は諦めた。

一応ラッカーなので年数が経つと色もついてくるらしいのでそれを待ってみるのもありかな。

そして肝心の音色はこちら。ついでに言うとオリジナルの伴奏を適当に弾いてます。

 

・塗装変更前(ポリウレタン)

 

・塗装変更後(ラッカー)

 

どうでしょう?

iphone で適当に録ったんですが、塗装変更後のラッカーのほうが倍音も出て豊かに鳴ってませんか?

生音では自分が感じたのは音がクリアーになって煌びやかになったなという印象です。

自分が求めていた音色に完璧とまではいかないですがかなり近づいたので満足してます。

 

でもマジできつかった。計算では3日くらいで終わるところが2週間くらいかかった。そのくらい読みが甘かった。

夏の大型連休も1日を除いて使い切ったし、右手親指も粉砕するし。

ちゃんと親指ついてますけど。

全く初めての挑戦だったので、そのわりには頑張ったと自分を褒めておこう。

自分で塗装やる人もけっこういるみたいだが慣れてる人はもっと早くできるんでしょうね。

まあいい経験になりました。そして得た物は、

もう2度と自分ではやらん。

次はお店でプロの方にやってもらう。高いけどもう嫌。

この先フリーで仕事できるようになって時間的な余裕とかできたらやってもいいけど今はもういい。

興味のある人は是非やってみてください。

 

ということでギターの塗装の世界は魔界村という話でした。

ではまた。

 

ちなみにスーパーファミコンでやりこんでましたTVゲーム「超魔界村」。

なかなかの難易度ですが初代の魔界村とかの方がきつかったそうです。

よければ魔界を経験して下さい。

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